HiNative! のススメ

ネイティブに質問しあうSNS「HiNative」面白い

「HiNative」って知ってますか?

もう5年くらい運営しているっぽいSNSなんですけど、最近私はこれを楽しんでいます。 SNSって言っても、どっちかって言うと互助ネットワークに近いですかね。

母国語と、その他の言語の習熟度をアカウント情報で明示しておいて、そのアカウントを使って、気になる言い回しや文化について「ネイティブの生の言葉」として掲示板形式でやりとりします。

その言語が全然分からなくても、HiNative側のシステムで「~とはどういう意味ですか?」「~という記述は自然ですか? (5段階で良し悪しを投票) 」みたいなテンプレートがあります。 それを使えばテンプレに書き込んで送信するだけで、閲覧するユーザーのブラウザの言語設定に応じて表示してくれます。

なので、聞きたい対象の言語について全くしゃべったり書けなくても、聞くだけなら全然余裕です。 もちろんテンプレにはコメント欄がありますので、頑張ってカタコトでもその言語で書いて補足を付けられれば、より精度の高い回答を期待できます。

各質問でのやり取りには「いいね!」や「一番参考になった解答」などの評価を付けることができ、アカウントにはその履歴が蓄積されて「LV」が上がっていきます。

LVが上がったから特にどうという事はないんですが、解答を受ける人に安心を与えられますね。 ※質問したときに複数の違う見解の解答が合った場合、判断の目安になります。 

どこで誰に聞けば言いか分からない/できない質問を無料で気軽に

気になる質問をブックマークしたりなどの、いわゆる便利機能は有料サービスになりますが、普通に使うのに必要な最低限の機能は無料アカウントでも充分です。

私はまだ半年ユーザーですが、無料で不便に感じたことはないですね。 ただ、スレッドがすごい勢いでどんどん流れていくので、自分の発した質問や既にコメントをつけた他者の質問以外の、自分が関わっていない質問を捜すことはほぼ無理です。 そこは有料サービスで、ということなんですね。 まあ、妥当な線引きだと思います。

私は、ここでは映画やアメコミの言い回しや、アメリカンジョークのニュアンスなどを聞くのによく使っています。 テキストでのやりとりなので、ネット辞書片手でなら結構いけるもんですよ?

そういった質問って、友達にネイティブでそういう趣味の人がいれば聞けますけど、なかなかそういう状況はないわけで。 Redit や 4chan などの海外掲示板を使うというのも手ですが、そっちは本当にネイティブな人が集まってホットな話題で盛り上がる場所。 必ずしもかまってはもらえないですし、情報の精度も玉石混交です。

そういう意味で、HiNative は互助ネットワークということで、聞く側も答える側も「そのつもり」で「好意的」に接してくれるので安心して楽しめます。

アカウントページで、自分がその言語に対してどのくらいのレベルなのかをはっきり明示していて、それが常に見易いところに表示されます。 なので言語に不慣れなせいで多少失礼ないい回しをしたところで、寛容に対応してもらえる空気があります。(自分もそうありたいものです)

 

でも、HiNative の面白さはそれだけじゃない 

とはいえ、私がこの HiNative にはまっているのは、この便利さだけではありません。

最初は普通に、情報収集のツールとして使っていたのですが、次第に違う使い方をして楽しんでいる自分に気付きます。 ちょっとまてよ? これ、普通に「一期一会のコミュニケーションツール」として楽しいぞ?

ただの情報ツールじゃないぞと。 これ、すごく大事なことだと思います。

昔、仕事でアメリカに行った時に、ジャパンタウン的なショッピングセンターで買物や食事をする機会が多かったんですが、そこに集まっている日本人留学生たちが、アメリカ人に対してよく知りもしないくせに日本文化をディスカウントしているのを見る機会があって、残念に感じたのを良く覚えています。

「よろしくお願いします」のニュアンスについてアメリカ人に聞かれた彼らが、平然と日本語は非論理的だから意味なんて無い。適当に聞き流してOK」とか答えているのを見た時は、首根っこ掴んでやろうかと思いました。

本来は「よろしく(OO)お願いします」の略ですよね。

その「OO」まで全部言ってしまうことが、相手に対して指示出ししてる感が出て良くないので、敬意を表して省略してるだけ。

付き合い始めの人に言う「よろしくお願いします」は「よろしく(お付き合いの程)お願いします」の略だし、書類を提出するときの「よろしくお願いします」は「よろしく(ご確認/ご査収の程)お願いします」の略です。

知らないなら知らないで「ごめん、自分も良くわからない」と答えて、不用意に日本語をディスカウントするのだけは止めて欲しかったですね。

とはいえそんな感じで、ある意味自分が日本人の代表として、外国の人に日本の事柄を説明する機会は突然訪れるものです。 でも、それがたまたま自分の守備範囲だったりするなんてことは、そうそう無いですよね……。

この HiNative には、それがあります。
 

日本語の面白さを海外の人に説明できた快感

振り返ってみると、私が好んで解答する質問は、どれも「~なので日本(日本語)って面白いんですよ」という形で書いています。

最近では「”詩季織々”とはどういう意味か?」という質問(ちなみに映画のタイトル名)があったのですが

「これは ”四季折々(shiki-ori-ori: season by seazon)” と同じ発音の漢字を使った「もじり」であり、本来そんな日本語も慣用句もない。 製作側は個々の漢字が持っている意味と映画の内容を加味しながら、視聴者に意味を委ねている。
なお、「詩」は、ポエムとか歌詞とかの意味で……」

という書き方で(一応頑張って英語で)解答したところ、なんとか伝わったようで、大層喜んでもらえました。 そしてそれが、私には滅茶苦茶うれしかったんです。 漢字を日本人がどういう風に使っているのかも伝えることができましたし。

日本の文化って文字の系統が複数あったりと、ややこしい事柄が多いんですが、自分はだからこそこういうのが好きなんですよね。
そしてこれを海外の人に理解してもらえるよう明文化することで、自分もより深く日本の事柄を理解できる気がします。

説明できた嬉しさと、自分にとっても理解が深まった嬉しさとで、二重に嬉しいのかもですね。 なるほど、これが自分にとって楽しくないわけがない。

それでもって、これが顔も名前も知らない、もう二度とやり取りもしないであろう相手との一期一会の会話だというのもまた気軽で、自分の気に入ってます。

生活の一部としての HiNative

というわけで、私はこの半年、週に1度くらいの頻度で、1つ質問して1つ質問に答えるというのを続けています。 うまく行くこともあれば、言語力が及ばずに解決しなかったり気まずいやりとりで終わったりもしますが、概ね楽しんでやっています。

みなさんも、匿名参加のサービスですし、やってみてはいかがですか?

特に質問をしたり答えたりしなくても、サイトトップの検索フォームに気になるフレーズを入れれば、検索ワードにヒットした他人のやり取りを閲覧することができます。 それを読んでるだけでも楽しいですよ!

私のような微妙英語でも遊べてますので(謙遜抜きで本当に微妙です)、皆さんもぜひ体験してもらえればと思います。=D

ではでは。 SEE,YAA!

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